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2002年5月22日(水) 大江漁港ー長崎野母漁港 25マイル
昨日久しぶりによく歩いたせいか今朝は寝坊してしまいました。起きたのは6:30です。
トイレを済ませ、朝食を取り、7:30出航
外海に出ると3m位の風が北から吹いてきます。今日のコースは325度。クローズホールドです。
天気予報では昼頃から雨です。航程は25マイルですので雨の降り出す前に野母に入ろうと機帆走2500回転。
この辺は海面にゴミが多い。流れ藻も多い。ワッチに気が抜けません。それに寒い。沖縄の暑さがなつかしい。
ここでもイルカの歓迎を受けました。


野母漁港の入り口は狭い。中央にも岸壁の灯台が見えます。
中は広い。一番奥の漁協前の浮桟橋に係留許可をもらいました。
一番奥から入り口方向を見たところ 係留場所
係留桟橋には「綱取禁止」と書いてありますが、係留禁止ではないようです。漁船はほとんど利用しないそうです。
桟橋から海光丸のスクリューをのぞいてみると、藻は巻きついていません。今日は何度も流れ藻に遭遇したのに助かりました。
すぐそばには小さいがきれいなトイレがあります。徒歩15分ほどの港の入り口付近に「海の健康村」という施設があり
400円で温泉に入れます。かなり設備の整った温泉です。小さなマーケットまで桟橋から歩いて1分。
今日も機帆走4.5H 今日の雨の予報は外れです。
5月23日(木) 野母漁港ー長崎港 11マイル
7:00野母を離岸。狭い湾口を出たところで流れ藻の集団に遭遇。なんとかかわし北に針路をとりますが風がありません。
空も海も鉛色で且つ、寒い中を機走で大中瀬戸に向かいます。

大中瀬戸です。左が伊王島、右は長崎半島で瀬戸の向こう側を右に曲がると長崎港になります。
瀬戸の可航幅は約400m位でしょうか。
長崎港の航路になっても船の影がほとんどありません。長崎港はさびれているのかなと思ったら、9時過ぎたら
どっと色んな船が出てきました。船乗りもサラリーマンなのかな?
湾奥にはLPG船などかなり大きな本船もいます。恐る恐る航路の右端を奥に向かって海光丸を進めます。
一番奥の右側に漁船の船溜まりがありますが、その手前のフェリー桟橋近くにある出島岸壁にこの4月にオープンした
長崎サンセットマリーナ経営の浮桟橋に舫いました。

係留料1泊2,100円とカードキー代500円だそうです。2泊することにしたので4,700円になりました。
電気と水は完備していますし、地の利としては最高の場所です。でも引き波は多い。
それと近くに銭湯や温泉はありません。聞いたところによると市電(100円)で浦上車庫まで行けばJR経営の温泉があるそうです。
岸壁前はレストランや店舗が立ち並び、横浜ベイサイドマリーナや函館金森倉庫前のような作りの場所です。
長崎も新婚旅行で来ましたが、遠い過去のことで改めて観光に繰り出そう。ここなら安心して船から離れることが出来ます。
夜になると長崎のヨット「ゆらく」のメンバー川崎さん、白石さん、浅川さんが訪ねてこられました。
浅川さん宅で風呂に入れてもらい、出島ワーフに戻るとやはり「ゆらく」のメンバー岩本さん、大嶋さん、入江さんも合流して
宴会。いろいろな質問も頂戴しながら長崎の夜は更けていきます。
夜に浮かぶ海光丸 田舎まわりのヨットが突然都会の真ん中に放り込まれたようです。
5月24日(金) 長崎滞在
今日は長崎観光をすることにしました。
グラバー園から見た出島岸壁付近。中央にフェリーの桟橋が2本あり、その右が海光丸を係留した浮桟橋です。
長崎湾の入り口は左手手前方向になります。フェリー桟橋の前が大きなショッピングセンターで何でも揃います。
船に戻ると長崎ヨットクラブ 「白鯨」 の峯さんが五島列島の海図のコピーを届けていてくれていました。
壱岐の海図まで付いています。詳しい海図を持っていない海光丸には大変助かります。
5月25日(土) 長崎滞在
今日はイギリスの超豪華客船「ダイアモンド・プリンセス」の進水式があるそうですので、見物のため滞在することにしました。
10:00花火の打ち上げで進水式の開始が知らされました。対岸の出島の岸壁からの見物です。


ドックから全部が出ました。全長290mだそうで航路の大部分を塞いでしまいます。

向きを変えて

右舷接岸しました。約2時間かかりました。
11万3千トンで3,100人の乗客を収容出来るそうです。これから1年掛けて内装を完成させるのだそうです。
午後市電片道30分かけて温泉に入りに行きました。極楽湯といい室内外にサウナ、釜風呂、桧風呂、薬草湯、ジェットバスなど
あり入浴料550円でした。市電の往復は200円。浦上車庫停留所から徒歩1分でした。
5月26日(日) 長崎港ー五島列島若松島若松港 49マイル
今日は五島列島を目指し5:30に離岸しました。 まずダイアモンド・プリンセスに接近し写真を撮ります。
朝日に映えるダイアモンド・プリンセス
長崎港を出るのに30分掛かってしまいました。港外に出ても例によって朝凪です。エンジン2,200回転で機帆走。
9時になって風が3〜4m吹いてきましたが、進行方向正面の西の風です。
今日は長崎のヨットマン峯さんのお薦めの若松に向かいます。若松は港湾案内に載っていません。
14:00五島列島の若松瀬戸入り口に到着。
若松瀬戸(海図には米山瀬戸となっています。)東側入り口です。右側の山が奈良尾港の裏(西側)にあたります。
14:00は長崎港の潮汐表では干潮時ですが、ここの瀬戸は2ノットの逆潮でした。途中渦を巻いている海面も
ありました。航路幅としては一番狭いところで100mでしょうか。初めて通る狭い航路ではやはり緊張します。

若松瀬戸の途中です。この写真の中央に橋がありますが、写りが良くないようです。
橋をくぐって、左に入れば若松港です。橋はかなり高いので30フィートクラスのヨットであれば間違いなく通れます。
正確な高さはわかりません。
瀬戸通過に1時間掛け、15:00にフェリー用浮桟橋の動かない船に許可をもらって横抱き係留です。
直ぐ傍の公園にトイレと水呑み場があり、近くにAcoopもあります。入浴施設は無いようです。
町の案内図にはお寺は1件ですが、教会は6件も描いてありました。
長崎で聞いたその他の泊地情報
五島列島の一番南で一番大きい島が福江島ですが、福江港はヨットの寄港には向かないそうです。
福江島の西側の港で荒川という港があり温泉もあってお薦めだそうです。
海光丸は福江島付近の海図を持っていないので行かないことにしました。
今日は機帆走9.5Hです。
5月27日(月) 若松港ー五島列島野崎島港 26マイル
今日も長崎ヨットクラブ「白鯨」の峯さんに薦められた野崎島に行きます。野崎島も港湾案内に載っていません。
6:30若松を離岸。若松瀬戸を北西方向に進みます。30分ほどで外海に出ました。
ついに来ました。五島列島の西の海、東シナ海です。
前日若松に入港したのも今日五島列島の西の海に出るためでした。
東北東に針路をとりますが、何故か今日も東北東から風が吹いてきます。機帆走2200回転
今日は航程は短い。風も良い。間切って行こう。クローズホールドで登りいっぱいに走らせます。
1時間もしないうちに風が落ちて、3ノットも出ません。またもや機帆走。
10:30五島列島北端の野崎島南の津和崎瀬戸の前に着きました。満潮は9時頃のはずです。
この瀬戸は流れが最大4ノットだそうです。今は満潮の1時間半後です。思い切って瀬戸に進入します。
確かに連れ潮が早い。海面が異様に波立っています。GPSが8ノットを表示しています。2ノットの流れに乗って
20分ほどで列島の東側にでました。緊張の20分でした。昨日の若松瀬戸入り口でも2ノットありましたが逆潮でした。
4ノットの潮の時はこの瀬戸には入らないほうが良いでしょう。
東側を北上して野崎島の港を目指すと、前方に2ハイのヨットが見えます。やはり野崎島港に入って行きました。
続いて入港すると、アレ!浮桟橋に屋久島で会った佐世保のヨットマン横山さんがいます。
間違いなく横山さんです。ここで会えるとは思っていませんでした。後からもう1パイ佐世保のヨットが入港し狭い港に
4ハイのヨットが集まったことになります。
この島は2年前に住民が退去し現在は住民は居ないそうです。したがって漁船も港にいません。
でも定期連絡船は毎日来るそうです。そのために桟橋の片方は開けてあります。
トイレもあり水道の蛇口もあります。電気も通じているようです。携帯電話も通じます。
他にあるのは、野生の鹿と、使われていない教会、きれいな海、きれいな砂浜、自然熟として使われている元小学校などです。
絶好のクルージングポイントです。

横山さんのコメント 「この砂浜はきれいだし、人もいないのでフリチンで泳ぐと気持ち良いよ」
夕食中の佐世保のヨットマン 左からSERENEの横山さん、ADVENTURE Vの猪口さんと奥さん、ハアルコンの松谷さん
ちなみに野崎島港入り口前の緯度経度はN33度11分、E129度8.46分です。(Tokyo Datam)
今日は帆走1時間、機帆走4時間です。
5月28日(火) 野崎島ー長崎県西海町の面高港 28マイル
今日は五島列島を後にして長崎県に戻ります。
佐世保の方達はもう1日滞在されるようです。今日の目的港面高港は港湾案内に載っていません。
6:00離岸 港外に出るとなんと今日も又進行方向の真正面である東から風が吹いて来ます。
これで連続6日間海光丸が向かう方向から風が吹いてきます。何故だ!と叫びたい。
抵抗してしばらくセールで間切って走らせましたが、どうも北方向に流されている感じです。
今日は30マイル近くあるので、帆走を止め機帆走2200回転。しかし逆潮のようです。4ノットを切ることもあります。
2500回転に増速。2200回転と2500回転の違いは、2500の方がビルジの溜まる量が1.5倍位多いことです。
長崎県側に近づくと自衛艦がいます。このまま走ると自衛艦に接近するのでエンジンの回転数を下げお先にどうぞにしました。
すると自衛艦はくるっと針路を変えもと来た方に向かっていきます。遊んどるのかオメーラ!
13:00面高港に入港し連絡船の浮桟橋に係留完了。
ここ面高港は二つの岬に抱かれるように囲まれた天然の良港で、昔は出船入船で相当賑わった港だそうです。
現在はかなり寂しい港ですが、係留余地も多く大村湾入り口の針尾瀬戸の潮待ちに最適だと思います。
海光丸を舫った浮桟橋には連絡船が来ますが、桟橋に人影が無いと桟橋のはるか遠くでUターンして行ってしまいます。
桟橋近くにごく小さな店舗があり、又近くの交流センターにトイレもありますが入浴施設は無いようです。
面高湾入り口の緯度経度はN33度4.2分、E129度39.7分(Tokyo Datam)です。
今日は帆走0.5H,機帆走6.5Hでした。
5月29日(水) 面高港ーハウステンボス 10マイル
大村湾内のハウステンボスに行くには一旦、佐世保湾内に入りそれから針尾瀬戸を通過して行くことになります。
針尾瀬戸の潮止まりは佐世保の満潮あるいは干潮の3時間後だそうです。潮流は最大10ノットあるそうですので潮止まり時に
通過しようと今日は5:30に出航しました。7:00が今日の最初の潮止まりです。
まず佐世保湾に入ります。湾口はずいぶんと狭い。海光丸には問題ありませんが、こんな狭い海峡を大型本船が通過するのか!
入ってすぐ東に変針し針尾瀬戸に向かいます。一番狭い海峡に差し掛かる前に本船が追い越して行きます。
海光丸は他船に対してはいつも「お先にどうぞ」で航行していますが、なにもこんな狭い海峡で追い越さなくてもいいのにと思います。
ぴったり7時に最狭部を通過し、大村湾に出ました。

7:30ハウステンボスマリーナに到着。屋久島から別ルートで2日前に入港していた「勇魚」の谷川さんが舫いを取ってくれました。
昼食と夕食はハウステンボスのヨットマンで「うみまる」の松村さん、「海里」の山口さんと「勇魚」の谷川さん夫妻の皆さんに
ご馳走になってしまいました。
ハウステンボスの重要人物「うみまる」の松村さん。ヨット「うみまる」でチャタークルーズをされています。
大村湾は波が小さく、ヨットが初めての人でも快適なクルージングが出来るそうです。
http://homepage3.nifty.com/umimaru/
今日は機走 2H です。
5月30日 ハステンボス滞在
今日はヨット「熊猫」(パンダ)のオーナー楠川さんとオーナー気分の前川さんがテンボスに到着されご一緒しました。
5月31日(金) ハウステンボス滞在
北海道のヨット勇魚の谷川夫妻が明日出発されます。「うみまる」で「海里」の山口さん、海光丸も交えお別れパーティーで
話が盛り上がりました。
6月1日(土) ハウステンボス
朝7:30「勇魚」が出航して行きました。7月か8月までに北海道は室蘭まで帰るのだそうです。
もうこれからは勇魚とランデブークルージングは出来ません。一抹の寂しさを感じます。来年北海道での再開を約束しました。
若さんは海光丸をハウステンボスに預け、一時帰宅のため空港に向かいました。