2002年5月10日(金)  屋久島安房港にて日和待ち

今日は雨の一日です。天気図を見てみると梅雨の様に南西諸島に前線が停滞しています。

安房港入り口に入って行く勇魚

安房港入り口入って左側の船溜まり入り口。写真右に見えるマストは中山さんのヨットです。

安房港入り口入って右側の漁港入り口。右側にトッピーという水中翼船の桟橋がある。  

漁船に横抱き係留させてもらいましたが、カヤックやヨットのサービスを地元でされている中山さんが漁協の了解を

あらかじめ取ってくれていました。

歩いて2分のところにショッピングセンターがあります。漁港ではバケツ一杯100円で氷が買えます。

名前は忘れましたが徒歩10分の所にあるホテルで200円で温泉に入れさせてもらいました。

 

5月11日(土)  屋久島安房港にて日和待ち

天気は曇りですが風は弱いという予報で6時過ぎに出航しました。ところが沖に出てみるとかなり吹いています。

しかも進行方向である北から風、波がきます。しばらく機帆走で進みましたが風は強くなり15m位まで上がってきました。

振り返ると勇魚が安房港に戻っていきます。迷いましたが引き返すことに決定。

安房港の中は風が山に遮られるせいか、静かなものです。今日も日和待ち。

今日の天気予報の風の強さは完全に外れでした。屋久島の天気は難しいと聞いていましたが、そのケースでしょうか。

 

5月12日(日)  安房港ー硫黄島港  40マイル

朝起きると雨が強く降っています。1時間ほど寝て6時半に起きると雨は止んでいました。出航に決定。

今日で勇魚とは別コースで進めます。勇魚と一緒ですと何かと安心感がありましたが、又一人旅に戻ります。

予報では風は10m以下、波は1.5mとなっています。昨日のことがありますので、また風が上がってくるのでは

と予想し、機帆走にしました。アビームですがエンジンも2000回転にしスピードをあげます。

一時また雨が激しく降ってきましたが、遠い空が明るくなっています。まもなく止むでしょう。

宮之浦港沖、一湊港沖を通過し硫黄島を目指します。海光丸のGPSは船速を瞬間的に計算するようで、船速表示が

ころころ変わります。でも大体7ノットは出ているようです。

12時を過ぎると予想通り風が上がってきました。10m位でしょうか。

船速が早いせいか2時には海水の色が赤茶色の硫黄島港に入港しました。

仮係留後漁船に横抱きさせてもらいました。

硫黄島港には新しい船溜まりも出来、浮桟橋もありますし、岸壁に水のみ場まであります。それに港内にトイレまで完備しています。

東温泉という露天風呂があるそうですが、遠いそうですので行きませんでした。港の直ぐそばの公民館のような建物でも

温泉に入れるそうですが、今日はやっていないそうです。

今日は機帆走6.5Hです。40マイルですから入出航も入れて6ノット強で走ったことになります。

 

5月13日(月)  硫黄島港ー枕崎港  30マイル

朝起きてビックリ。デッキに火山灰がうっすらと積もっています。昨晩東の風でしたので飛んできたのでしょう。

キャビンの中までザラザラ。デッキ上は赤茶色の海水をかけて流しましたが、とても全部はとれません。

マストやセールにもこびりついています。まいりました。

6:30硫黄島港出航  天気は晴れ 今日も東の風でしょうか、島の西側は風がありません。

島の北海面に出ると北東の風が4〜5mと心地よく吹いています。クローズホールドで北に向け帆走。

しばらく走りましたが、どうも西に流されているようです。黒潮の分流で東に流されると読んでいたのですが逆のようです。

潮流のせいでしょうか?

流れ藻を発見。急いで舵を切ります。沖縄、奄美、屋久島では流れ藻に遭遇しませんでした。

これからは流れ藻をペラに巻きつかせないようなワッチも欠かせなくなります。

クローズホールドで始めは4ノット位出ていましたが、だんだんと風が落ちてきて12時頃には1m以下になってしまいました。

残り9マイルを機走に切り替え、1:30枕崎港入港 2:00高い岸壁の今は使われていない製氷棟の前に接岸完了。

近くの浜の湯は閉まっています。閉鎖したのでしょうか?徒歩10分位の枕崎温泉で汗を流し、スーパーで買い物。

コインランドリーで洗濯。今日の夕食は外食です。

岸壁の東端には公衆トイレもあります。

今日は帆走5H,機走2H

 

5月14日(火)  枕崎港で日和待ち

今日は荒天になる予報です。明日も回復しない予報になっています。ここで日和待ちです。

南東の風が強くなる予報ですので、沖アンカーを打ち海光丸を岸壁から離します。

九時過ぎると小学生達が写生に来ました。

今日はこれからの1週間分の寄港予定港を決め、ウェイポイントを出してGPSに登録しておきました。

軽油30L購入

 

5月15日(水)  枕崎港で日和待ち

天気図をみると玄界灘に低気圧が停滞しています。雨のお陰で硫黄島でかぶった火山灰が大分流されました。

9時頃通りかかった漁師の人が、ペラに藻が巻き付いているよー  えー。あ、ホントだ。

巻きついた量は少なかったので気付かなかったのでしょう。丁度満潮で岸壁からペラのあたりが見えます。

岸壁からボートフックに鎌を付けて取り除くと、それでも長さは1mくらいはある藻でした。

暇なので枕崎駅まで歩いて行ってみました。15分ほどです。特筆すべきものはありません。

今日の夕食はスーパーで枕崎のカツオのタタキを買ってきて済ませます。

 

5月16日(木)  枕崎ー野間池港 25マイル

7時出航 開聞岳が雲の上から頭を出しています。

正面からの風で今日も機帆走。

南側から見た野間岬

野間池港は鹿児島谷山のヨットマンから薦められた港ですが、港湾案内には載っていません。

海図だけがたよりで入港することになります。野間池港は西に向かって突き出している野間岬の北側の付け根にあります。

北側から見た野間池港港口  横一文字の防波堤です。防波堤の両側から入港できます。

入港するとこんな建物があり、

こんな桟橋があり、                        世界一周2回、太平洋横断1回のヨット垂乳根(たらちね)が舫ってあります。

この桟橋付近までは水深は充分ありました。

この桟橋はホエールウォッチング用の船の係留場所と聞いていましたが、違う種類の船が舫ってありますので取りあえず

横抱きさせてもらいました。黒い船はエンジンを掛けたままで夕方薄暗くなってもなってもそのままで誰も来ません。

先ほどの建物は行楽施設のようです。中に垂乳根の世界一周航海の資料など展示してあります。

レストランなどもありますが、高そうなので利用しませんでした。

夜になってもエンジンを掛けたままではかなわないので、反対側の大きな遊漁船に移動し横抱きさせてもらいました。

今日は機帆走4.5H

 

5月17日(金)  野間池港ー上甑島中甑港  30マイル

今日も風が弱いのに甑島方向から風が吹いてきます。機帆走2000回転

今日は前からご招待メールを頂いていた中甑港の石原さんを頼って甑島に渡ります。

海も空も鉛色です。そんな中コックピットに立ち続け海光丸の前方海面に流れ藻がないか凝視続けるのは辛いものです。

中甑港に入港するにはこのつり橋(甑大明神橋)を目指して進むのが良いそうです。

橋の手前を右に曲がり中甑港に入港します。白い岸壁灯台と赤い門柱のような構造物が見えます。

石原さんの誘導でこのフェリー岸壁の反対側に係留            石原さん

係留したすぐ近くに公衆トイレ、水飲み場、スーパーマーケットが揃っています。

早速石原さんの車で島内観光です。

この島には長目の浜といってこんな絶景もあります。先の方が見えませんがずっと先まで続いています。

石原さんは今ヨットを探しているそうで、現在はモーターボートだそうです。

港の目の前で電気店をなさっています。アマチュア無線の専門家でもあります。

面倒見の良いひとですので、これからこの海域を航海するときは是非立ち寄られるようお勧めします。

メールアドレスは jh6hxh@violin.ocn.ne.jp  です。

今日も機帆走6H

 

5月18、19日  中甑港滞在

17日夕食のカツオの刺身に当たってグロッキー。2日船内で静養です。カツオの刺身は何度も食べているのに何故でしょう。

19日夜は石原家にお招きいただき奥様手作りの料理に舌鼓を打ちました。

 

5月20日  中甑港滞在

朝天候も良いので出航準備を完了しましたが、何か体が本調子になりません。もう1日休養することにしました。

午後になって釣りから帰ってきた人の話によると、甑島西の海に何頭ものクジラが姿を見せたそうです。

 

5月21日(火)  中甑港ー天草崎津湾大江漁港(熊本県)  42マイル

5:30中甑港離岸  甑海峡を北上しますが、今日も又真向かいの風です。距離があるので2500回転の機帆走。

天草に近づくと海面に旗ざおが目立ちます。しかし、ブイは浮いていません。定置網ではないようです。

11時頃珍客の来訪を受けました。

なんと言う鳥か知りませんが、頭上をさっと通過し、その後旋回し、スターン方向から海光丸目指して飛んできます。

どこに止まるのかと思ったら、直接ソーラーパネルの上に降りてきました。若さんがコックピットにいてもお構い無しです。

手土産に魚を持ってきたか?と聞いたらタイミング良く首を左右に振るので笑ってしまいました。

昼飯のバナナを食べて皮を高く放り投げても、全く意にも止めません。30分以上休んでから飛び去って行きました。

大江漁港湾口です。港湾案内には防波堤が3本記載されていますが、一番外側に1本新しいのが出来ています。

1時に入港し、防波堤を入って右側にある漁協で許可をもらって、漁協とは反対側の岸壁に係留しました。

港内の状況は割りとゆとりがあると感じられました。ここは熊本県の天草町の大江漁港になります。

近くの公園にトイレと水呑み場はあります。

船固めと船内整理を急ぎ、海上からも見えた大江天主堂に向かいます。しばらく歩きましたが道を間違えたようです。

人に道を聞こうにも誰もいません。やっと見つけた人に聞いて結局40分も掛かってしまいました。

帰りに計ったら約20分で帰れました。崎津湾の大江漁港より奥に崎津漁港があり、そこでは漁港に天主堂があるそうです。

今日はお客さんの多い日です。天草町大江の小学生二人の訪問を受けました。

帰り際に 俺達もヨットを買おうな。約束だぞ。 などと言いながら帰っていきました。若さんも嬉しくなります。

今日は機帆走7.5Hです。

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