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2002年4月25日(木) 宜野湾マリーナにて
北海道のヨット「勇魚」の谷川さんご夫妻が戻って来られました。
マストにはこんなテレビアンテナが付いています。
これからは海光丸と出来るだけ一緒に航海することにしました。出発は4月30日だそうです。
他にも大阪からこんなヨットが来ていました。

名前はオンリーユー。34フィートの木造のカッターケッチです。台湾までシングルハンドでクルージングに行くそうです。
4月26日(金) 糸満港ー伊江島港 40マイル
海光丸は勇魚より一足先に船を進めることにしました。
7:30糸満出航。正面の風なので今日も機走。那覇港と神山島の海峡を抜け北上します。
宜野湾沖、残波岬沖を通過し3時には伊江港に入港し、港口を入って左側奥の小型船船溜まり入る。
伊江島のヨットマン金城さんの了解を得て金城さんのヨットの隣にスターンアンカー、バウ付けで係留完了。


伊江港口
ここ伊江港にもフェリーが出入りします。フェリーはかなりなスピードで港口を通り過ぎていきます。
フェリーの入出航の時に港口あたりでうろうろしているとトラブルになりかねません。
ヨットで入出航するときにはフェリーが接近していないことを確認してからにして下さい。
ここでも港口左右にリーフがあります。港口沖の航路ブイから灯台を目指して進入します。
今日は機走7.5H 今日の天気予報のうち風向風速は外れでした。予報では風弱く、風向は一定しない。でしたが。
実際は7〜8mの北東の風が吹き続けました。
4月27日(土) 伊江島港滞在
伊江島にはリリーフィールド公園があります。ちょうど5月の連休がゆりの花の見ごろです。
リリーフィールド 伊江島灯台
伊江島のヨットマンで陶芸家の金城さん 金城さんの登り窯
伊江島中学校の校長先生のトリマラン。乗せてもらいましたが、軽く13ノットは出ました。
伊江島近辺の港
本部港が伊江島対岸の沖縄本島にあります。ここと伊江港の間をフェリーが1日4往復しています。(臨時便は別)
手前がフェリー岸壁。右の岸壁に臨時係留しました。奥にみえるのが本島と瀬底島を結ぶ橋です。
伊江島を出て、この橋の下をくぐって本部港に入りました。
本部港はアンカーが効かないという情報がありますが、若さんはアンカーを入れなかったので未確認です。
本部港の北側に隣接して漁港がありますが、入るとあまり良い顔をされないそうです。
1回だけ入港しましたが、そのときは逆に漁師さんらしき人が親切にも舫いを取ってくれました。
本部港の近くには何もありません。町並みまで歩くとかなりの距離があります。
エキスポ港がやはり伊江島対岸の沖縄本島にあります。海光丸は伊江島のヨットマンの案内で入港しましたが
港の全面はリーフだらけで、水先案内無しでは絶対近づかないことです。
沖縄海洋博公園から見た伊江島
4月28日(日) 伊江島港ー運天港ー羽地内海ー伊平屋島前泊港 40M
伊江島でお世話になった方々に挨拶して9:00に出航。
伊江水道を北上し、南の風を受け運天港を目指します。
運天港入り口、左は古宇利島 運天港の物揚げ岸壁

運天港の公共岸壁 ヨットの係留は無理です。
このような水路を約3キロたどると このような内海に出ます。羽地内海と言います。
ここが沖縄で台風の避泊が出来る場所だそうです。確かに波は入って来ないでしょう。
でも周りの山は低いので風は避けられないでしょう。
ここで海光丸を流しながらバナナの昼食にしました。錨泊するには走錨が心配で一晩中起きていなければならないでしょう。
物揚げ岸壁も環境が良くなさそうなので、伊平屋島に行くことにしました。
外海に出ましたが風が落ちたので機走です。伊是名島沖は風が無いのに波は2m位あります。潮流でしょうか。
17:00に伊平屋島前泊港に入港。伊平屋漁港を薦められていましたが、入り口は波が高そうだったので入りませんでした。
高い岸壁と低い岸壁があります。低い岸壁に係留してしばらくすると遊漁船が戻ってきて、そこは遊漁船の係留場所だが
一晩ならそのまま居ても良いと言ってくれました。
今日は帆走1.5H、機走6.5Hです。
4月29日(月) 伊平屋島滞在
昨日長丁場でしたので今日は休養日とします。係留場所を変えなければなりません。
港内南側(港の入り口を入って左側)方面に船溜まりが見えます。港湾案内にも載っています。
入路が狭いようです。近くにいる人に入り方を教わりました。係留余地もあることを確認しました。
2本あるポールに沿って思い切って入ってみました。港内は狭いですが岸壁は空いています。
横付けして水深を測ると2.4mしかありません。今日は大潮であと1mは下がるでしょう。海光丸を縦付けに変更。
海光丸の向こう側が満潮時の入水路です。 干潮時にはこうなります。良く入ったもんだ。
近くの村を散歩してみました。古い石垣の民家が残っています。
係留場所の直ぐ近くにあるペンションでシャワーに入れさせてもらいました。どうしてもお金を受け取ってくれません。
湯上りタオルまで無料です。ここ伊平屋島には古い沖縄の情緒が色濃く残っているように感じました。
出来れば長逗留してみると新しい発見がありそうな島です。
4月30日(火) 伊平屋島前泊港ー沖永良部島知名港 40M
7:00出航 風は真正面から吹いて来ます。機走。
ヨロン島沖には1kおきくらいに黒い旗ざおが何本も立っていました。定置網ではないようです。
始めは警戒していましたが、旗と旗の間を通過しても何も起こりませんでした。流し網かな?
14:00知名港入港 知名港沖は波が高い。潮流と海底地形のせいでしょうか?港口近くでは治まります。
しかし相変わらず知名港の入り口は判りずらい。入港標識をつけてもらいたいものです。
入港してしばらくすると電装品に電源が入りません。電圧計にサブバッテリーの電圧が出ていません。WHY?
テスターでバッテリーの端子を当たりますとちゃんと電圧はあります。回路図を引っ張り出してみると電流計の配線に
ラインヒューズが入っています。テスタで当たると切れているようです。外してみると30Aのヒューズが切れていました。
何故切れたのか?30アンペアなんて使っていません。原因不明。汗だくでスペアを入れて復旧。
近くのホテルで800円の風呂に入り、コインランドリーで洗濯。
ところで、去年往路時に声を掛けてもらったアミーゴさんを訪ねたら転居されたそうです。
今日は機走7H
5月1日(水) 沖永良部島知名港ー徳之島亀徳新港 40M
7:00出航 風無し。機走。 沖永良部島と徳之島の海峡は場所により風も無いのに波が高い海域がある。
14:00亀徳新港に入港。 本日は機走7H
5月2日(木) 徳之島亀徳港ー奄美大島古仁屋港 36M
6:30出航 今日も全く風が無く機走。 今日の海面はやたらゴミが多い。
冷蔵庫みたいな金属の箱、流木、ほかもろもろの物が流れています。どこから来たのでしょうか?
13:00古仁屋港入港。 本日も機走6.5H
5月3日(金) 古仁屋港滞在
今日は北海道の勇魚をここで待ちます。でも来ない。留守電に徳之島の観光をすると入っていました。
海光丸のエンジンオイルの全取替えをしました。
夕方から古仁屋の渡邉さんの鉄製ケッチ「ココナツリバティ」(元アストロ)で風早の山崎夫妻、名瀬のアラベの安田さん
その他の方々の宴会に参加させてもらいました。渡邉さんが進めていたサバニの改造は未だ済んでいないようです。
5月4日(土) 古仁屋港滞在
昼頃北海道の勇魚の谷川夫妻が到着されました。これからは毎日一緒に航海することにしました。
勇魚が釣ってきたシーラの刺身で夕食です。
沖縄を出発する時天気の長期予報を見ると沖縄、奄美は5月8日頃に梅雨に入るとなっていました。
一昨日、海光丸が会員になっている天気予報会社から、5月2日から約一週間は奄美から九州までの間は10m以上の
風は吹かないという週間予報が入りました。このチャンスに難所であるトカラ列島を渡ることに決定。
軽油60Lを補給し準備OK.
5月5日(日) 古仁屋港ー名瀬大熊漁港 42マイル
今日も凪ぎです。機走で7:00古仁屋港を出航。神奈川から移住してきた山崎夫妻の見送りを受け大島海峡を抜けます。
奄美大島沿いに北東に針路をとりますが、相変わらず凪ぎです。
勇魚名と向こうは風早 風早と向こうが勇魚
名瀬に近くなって風が4〜5mと吹いてきたので帆走に移りますが、30分もすると風は落ちてしまいました。
14:00大熊に到着。奄美ヨットクラブの係留場所に接近すると、岸壁上からここに係留しろと指示をしてくれる人が
います。アンカー投入バウ付けで接岸完了。
指示してくれた人は奄美ヨットクラブの芝田さんでした。芝田さんが車を貸してくれたので勇魚の奥さんとダイエーに
食料の買出しに行くことができました。ここでも地元の人の親切が身に沁みます。
今日も勇魚の釣ったカツオの刺身で夕食です。
今日は機走6.5H,帆走0.5H
5月6日(月) 名瀬ー宝島前篭漁港 50マイル
5:30勇魚と一緒に大熊出航 今日も凪ぎです。天気は快晴 日差しが厳しい。横当島がよく見えます。
昨日から勇魚と一緒に航海していますが、一人旅と較べると楽しいし安心感があります。こんなに心理的に違うとは
思いませんでした。何故かずっと伴走艇である勇魚ばかり見ている自分を笑ってしまいます。
15:00前篭漁港に入港 全航程機走9.5Hでした。
往路もそうでしたが、今回も陸上を歩くのは止めずっと船内で過ごしました。
5月7日(火) 宝島ー中ノ島港 52マイル
5:30前篭漁港出航 今日は南東が6m前後吹いています。コース40度でまっすぐ中ノ島を目指しアビームから
クオータリー気味で快調に走ります。約6ノット出ています。子宝島を過ぎ悪石島近くになった時、ちょっと違う波の音に
後方を振り向いてみると 仰天 スターンから100mも離れていない所にタンカーが真っ直ぐ海光丸を目指して
迫ってきます。帆走では逃げるのは無理と判断し、慌ててエンジンを掛け、いきなり3000回転で面舵いっぱい
なんとかかわせましたが約20mほど離れたところを通り過ぎて行きました。何万トンもある船です。
幸い最近の本船はほとんど引き波を立てないので、引き波に翻弄されることはありませんでした。
シンガポール船籍のハーモニーという船名でした。あれは絶対にワッチしないで自動操舵にまかせっぱなしに違いありません。
その後1マイルほど離れて航行していた勇魚の方向に向かっています。勇魚は海光丸とは反対側に逃げています。
しばらく呆然として、相手の船の写真を撮るのもしませんでした。
悪石島の南側を通過し、30分もすると船影は見えなくなりましたから、かなりなスピードを出していたのでしょう。
後で勇魚に聞くと、海光丸と勇魚の近くになって急に針路を変えたようです。海光丸のワッチもおろそかでした。
海光丸にはレーダーリフレクターは付いていませんが、勇魚には付けてあります。
そのレーダーリフレクターも役に立たなかった訳です。恐ろしい話です。今日は寿命が縮まりました。
諏訪之瀬島を過ぎたあたりから風が落ち、波が高くなったので機走で中ノ島に向かいます。
15:30中ノ島港に入港。無料の村営温泉で汗を流しました。
本日は帆走7H,機走2.5Hです。
5月8日(水) 中ノ島滞在
今日朝雨天であったこと、2日続けて長距離を走り疲労が溜まったので休息日にしました。
中ノ島港の勇魚と海光丸
5月9日(木) 中ノ島港ー屋久島安房港 57マイル
5:30中ノ島出航 今日も凪ぎです。曇りで風は全くありません。機走2500回転。
中ノ島近辺、つまり悪石島、諏訪之瀬島、中ノ島、口之島の周辺では北西から南東方向に黒潮が流れています。
そのため海光丸はラムラインからかなり東方向に流されました。流されるのは折込済みで針路を取っていましたが
それでもGPSの航跡をみてみるとカーブしています。
16:00安房港入港 港口を入って右奥の漁港の漁船に勇魚ともども横抱きで係留。
勇魚があらかじめ連絡しておいた、屋久島でカヤックやヨットサービスをしている中山さんが漁協の了解を取って
くれていました。中山さんの車で温泉まで連れていってもらえてほんとに助かります。
今日は機走9.5H,帆走1H